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2005.04.14 反日デモ
中国では、教科書問題や日本の国連常任理事国入りの問題を引き金に大規模な反日デモが発生しています。中国に展開している日系企業や、中国在住の日本人にも被害がおよび、大問題に発展してしまいました。

私は実はこの問題について考えるのが苦手です。できれば避けて通りたい。理由はいくつかありますが、一番根底にあるのは、これらの原因が半世紀以上前の戦争にあり、私は戦争を知らない世代で、私自身がなすすべも何もなかったことで、隣国から責められても困るという本音があります。そしてもう一つの理由は、感情的な議論には関わりたくないという気持ちです。感情的になれば、議論することで更にお互いに憎しみが深まり、解決の糸口はますます見えなくなります。

私が示唆できる解決法はすでに言い尽くされたことですが、まずは、首相という立場にある人の「靖国神社参拝」を中止することです。国内でもさほどプラスとは思えない行為なのに、国際的には目に見えてマイナスになっているですから、中止したほうが懸命だと思います。中止しても国内的には特に問題ないと私は認識しているのですが、政治家は何故にそこまで「靖国神社参拝」にこだわるのでしょう。私にはそれが理解できません。
自分にとって必須ではないことで、隣人が嫌な思いをするというのなら、それをしないというのは、別に隣人に服従するということではなく、お互いに気持ちよい関係を維持するために、普通の生活シーンでは普通にやっている生活の知恵だと思うのです。
それから教科書問題。教科書は子供たちのためにあるもので、政府のためにあるわけではありません。日本政府として言いたいことがあるならば、きちんとした外交の場で主張すればいいと思います。何故に、国際的に決着のついていない問題を教科書に載せて、既成事実化しようとするのか、私は憤りさえ感じます。これは国家による思想操作行為ではないかとすら思えます。国家間のいざこざに子供たちを巻き込まないでほしい。教育に盛り込むのならば、きちんと国際間で決着をつけてからにすべきだと私は思います。

両国の政府の対応を見ていると、まるで子供の喧嘩のようです。お互いに自分の非は棚に上げて、相手の非ばかりを責める。国民を指導する立場にある政府がこれなのですから解決の糸口さえ見出せない状況です。小泉さんは、直接対話をすれば分かるというような発言をしていましたが、私はかなり疑問視をしています。それでなくても、説明とか説得とかが苦手で、自分の言いたいことだけを返し発言し、真意を問いただすと、そんなのは分からないほうが悪いと開き直る人なので、中国と直接対話をする機会を持っても、言いたい事だけ言い放って、ますます中国の態度を硬化される結果になるのではないかと、本気で心配してます。

どちらの政府も、ちょっと考えれば分かる「想定の範囲内」ということを何故にちゃんと想定して、行動しないのでしょうか。特に日本政府のやっていることは理解できません。今は国連の常任理事国入りを目指しているわけで(それに私が賛成か反対かはここではおいといて)、それなのに、隣国から反感を買うとわかっている安国神社参拝問題や、教科書問題等、何故回避しようとしないのでしょう。まるで、自ら火種に油を注ぎこんでいるとしか思えない。
もちろん、中国政府の対応にも問題はあるでしょう。日本を国民の仮想敵国にしたてることで、政府そのものへの不満を回避しようとしていることは大きな問題だと思います。しかし、そのことそのものは日本政府では解決できない問題なのですから、日本政府は相手をただ責めるという態度に出るのではなく、相手に何かを要求することでできる対策ではなく、自分達で出来る対策を考えて実行するべきでしょう。更にいうならば、日本が中国から仮想敵国視されているのすら、想定の範囲内のはずです。だとすれば、仮想敵国視されずに、良好な関係を築けるようなアプローチを考えることこそ、日本政府にとって必要なことなのではないでしょうか。
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