上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 本日のニュースの小箱「アスベスト(石綿)の被害の実態」でも取り上げた話題ですが、こちらでもちょっと視点を変えて語りたいと思います。
 私はアスベスト(石綿)というと、理科の実験で使った石綿金網くらいしか認識していなくて、アスベストが耐火耐水耐候性に優れた内外装材として非常に一般的に広く使われていたことは最近になって初めて知りました。アスベストの危険性が広く認知され規制されるようになったのは1980年代になってからだそうです。日本で一番盛んに使用されたのは1970年代で、それから35~25年が経ち、潜伏期期間を経て、危惧されていた事態が現実化してきたということでしょう。アスベストによるがんの潜伏期間は約20~50年ということですので、これからもっともっと被害者が出るのではないかと予想されています。
 化学物質による被害は、長い長い時間を経て表面化するケースが多いように思います。実際、アスベストも危険性が叫ばれ使用禁止になりましたが、その時点ではまだ具体的な被害者はあまりいなく、半信半疑で、規制か、それとも経済効率優先かの天秤で揺れ動いた時期もかなりあったようです。しかし、それから長い時間がたち、実際に被害者がパラパラと現れる時期になってしまってからでは、もう打つ手がないというのが、こういう化学物質被害の恐ろしいとことです。被害が出た時点で規制しても、もう取り返しがつかないのです。
 そういえば世界ではじめて放射性物質を研究し発見したキューリ夫人は、典型的な放射線障害である無形成貧血で亡くなられています。放射性物質の危険性を知らなかったため、研究の過程で被爆してしまったのが原因です。しかし、その時点では放射性物質が人体に有害であることは誰も知らなかったのですから、防ぎようがなかったのも事実です。今回のアスベストの問題もこれに似ています。
 人間、全てを知っているわけではないので、危険性を認識しないで使用するケースもあるとは思いますが、人々の身近なところで大量に使用する物質については、マウスなどを使った安全性の確認が必須だと感じました。また、少しでも危険性があるものは、まずは使用を規制し、調査するというスタンスが大切ではないでしょうか。人の命や健康は、経済効率に勝ると思います。というか、経済効率は人の暮らしを豊かにするために追求するもので、人を不幸にするようだと本末転倒だと私は思います。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://mymirage.blog6.fc2.com/tb.php/133-374d7448
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。