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2005.07.31 介護疲れ殺人
 東京で74才の妻が、介護に疲れて無理心中を図り、79才の寝たきりの夫を殺害するという事件が発生しました。2人は年金暮らしで、夫は8年前に肝臓がんを患い、今年4月から自宅で寝たきりだったけれども公的な介護サービスを受けていなかったというです。
 本当はニュースの小箱の方で、取り上げようと思ったニュースだったのですが、あまりに哀しい事件で、実名報道されている形のニュースを、その形のまま取り上げることが出来ませんでした。
 介護保険が始まって、もう何年も経つのに、本当に支援が必要な人達には、支援の手は差し伸べられていないという現実。このケースでいえば、4月から寝たきりとなると、申請や認定等で、すぐに介護態勢が整うというわけではないでしょうし、実際に74才の妻が1人で介護しながら、各種の事務手続きをこなすというのも、かなり難しいことだと思います。
 私も家族を病気で2人失いました。2人とも数年の闘病の末になくなりましたが、その期間中の家族の絶望的な気持ちは良くわかります。治る病気ではない病気で、死ぬまで続く闘病生活。病院ももう回復の見込みも有効な治療もなくなった状態では、入院も拒否されがちで、本当に、最後の1~2年間は、家族は次の受け入れ先の病院探しに翻弄される生活をしていました。
 自宅で介護というのは、本当に難しいと思います。闘病となれば尚更です。病院の万全のフォロー体制と、自宅介護の環境がなければ無理な話だと思います。このケースのように、患者と介護者だけが孤立して、死を選ぶという結果になってしまうのをどう防ぐのか。
 亡くなったご主人が気の毒なのは当然として、それまで一緒に暮らしてきた夫を自ら殺し、人生の晩年で、殺人犯になってしまった奥様はもっと気の毒で気の毒で、本当に救いようのない哀しい気持ちになります。
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