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2006.02.02 条例の限界
不正改造問題で話題の東横インですが、本日、身障者用の客室を設置しないなど兵庫県条例に違反したまま「東横イン神戸三ノ宮II」が開業したそうです。問題発覚後に市が立ち入り調査したところ、未設置だったことが判明し、是正指導していたが、条例には営業を禁止する規定はなく、そのまま本日の開業に至ったということでした。現在対応中というのが東横インのコメントらしいです。
罰則のない条例違反は、こういう利益至上主義の会社には、実質的には効力がないのでしょう。今回のように全国規模の問題に発展しなければ、その地方地方で最低限の対応をする程度で、発覚しない地方ではずっと今ままの状態で営業を続けていたでしょう。
低価格の割りに行き届いたサービスで定評を得ていたホテルチェーンということでしたが、そのカラクリが徹底的な無駄の排除によるもので、条例で必要とされているものまで独自に無駄だと判断して切り捨ててしまうあたりが、経営者としたの倫理感の欠如を感じます。
また、このホテルは「女性のセンスを生かして日本一のホテルチェーンを創る」をコンセプトに、パートも含めた全従業員3000人のうち女性は95%。支配人とフロント係は全員女性だということです。これほど女性をメインにしている企業は珍しいですが、これには恐ろしいカラクリがあることを見逃してはいけません。何故にこれほど女性従業員が多いかといえば、単純に人件費のコストを抑えるためです。社長もコストを抑えるために、現場で働くのは女性従業員にしている旨の発言をしていました。ちなみにこのホテルの支配人の初任の年収は320万だそうです。一般従業員ではなく支配人です。女性は就労の場が少ないので、この年収でも、支配人をこなせる優秀な女性が集まるのでしょう。こうして人件費を抑えることで、宿泊料を低く設定してビジネス客を掴んできたわけです。上手いといえば上手いのでしょうが、あざといといえばあざとい。少なくともこういう会社が「女性を活用している会社」と評されるのにはかなり抵抗を覚えます。「活用している」のではなく「利用している」「安くこき使っている」「搾取している」ということでしょう。時代が変わっただけで根は低賃金で酷使する「富岡製糸場の女工」と同じ構造だと感じました。
といので、かなりブルーな気持ちになっていましたが、ちょっとだけ朗報がありました。ある大手の会社が、自社の「行動の規範」に照らし、「東横イン」との会社指定ホテル契約を中止することを決定したというものです。条例に罰則はなくても、ルール違反をした会社には、こういう形で社会的制裁が加えられるということなのでしょう。
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